9月26日発売『お弁当デイズ 夫と娘とときどき自分弁当』には実際のお弁当写真もいろいろ入ってるのですが、過去のお弁当写真を探してるときに、昔の自分の原稿を撮った写真が出てきました。
原稿といっても本描き前に担当さんに見せるネームやラフ原稿で、これを担当さんに見せてOKをもらえれば改めて1から描き直すものです。
なんでこの写真を撮ったかというと、当時原画展を開催することになって、ネーム原稿を展示するのもレアでおもしろいんじゃない?という意見があって、確かそれの資料として撮ったような。。
コミックエッセイ作家としてデビューしてからしばらく、私は鉛筆で下描きするということを知らなくて、まず白い紙にぶっつけ本番でこのネームを描いて、OKならばそのネーム原稿をトレース台に置いて別の白い紙に写しとる、という流れで描いてました。
(初期はトレース台すらなくて窓で透かしてたかも…)
一応本描きはネームのときよりもっときちんと描くようにはするのですが、土台がぶっつけで描いたへなちょこ線なので、本番もたいしてキチンとしなくてへなちょこなまま。
修正液はよく使うけど、消しゴムはほとんど使ったことがなかった記憶がー。
でも『ひとりたび1年生』で旅ものを描くようになって、旅先での背景とか食べ物とか描くのが難しくて、さすがにきちんと下書きしないと…となって、少しずつ描き方が変わっていきました。
まあいまもたいしてキチンとしてなくてへなちょこなままなのですが、それでも昔の自分の原稿を見るとのびのび気ままに描いてて、これはこれでいいなぁ〜と思ったりもします。
いま描こうと思ってもなかなかこの線で描けない…。
そんなこんなでいまはそこそこ下描きして描いている新刊はあと6日で発売でーす。
よろしくお願いします。